
あなたはなぜ料理をしますか?
私は食べることが好きだからです。
だから子どもの頃から料理も好きでした。
それが高じて、家庭以外の皆さまにもこうやって私の料理を食べに来ていただけるようになりました。
そしてもうひとつの理由は、私を生かすために自分の命を差し出してくれたお米や野菜たちがあたこと、それを育てあげたお百姓さんがいて、雨、土、太陽があり、そんな命の循環に感動するからなんです。
私はかおりと結婚して三人の子どもを授かりましたが玄米さんはそれに比べるととてつもなく偉いですよ。
だって、玄米一粒あれば雨を受けて土から栄養をもらい、そして太陽のエネルギーで光合成して1,850粒もの分身ができるんですから。
その玄米を蒔けば、また次の子どもができて十年後には一トンにもなります。
私の場合はあと十年待って孫ができたとしてもせいぜい十人くらいかな?
一トンにはほど遠い・・・・・・。
玄米一粒の中に、ひとつひとつ命があって、私は今日までいったい何億粒の命をいただいてきたんだろう。
そんなことをつらつらと考えていると、生命力あふれる玄米に知らず知らず頭がさがります。
だから、なるべくお米は玄米でいただきたいですね。
それでも分づき米にするなら、炊く寸前に精米します。
ついさっきまで芽が出る能力を持っていた、すなわち殺したての命を私たちのからだに移し変えるのです。
野菜も同じです。
海の向こうから入ってくるものも、近くの畑でとれたものも、栄養学からみると同じでも私たちのからだに入ってくるエネルギーは全然違うでしょう。
せっかくいただく命なのですから、私たちと同じ土の上で育ったものを、それも新鮮なうちにいただきましょう。 巡ってきてくれた食材に感謝していると、知らず知らずにいろいろなことを発見して楽しくさせてもらえるのです。
今はメッセンジャーとしての役割も与えられている私ですが、最初に私にあったものはただ”好き”と”感謝”だけだったんですね。
どうやらこのふたつの言葉は、何か創造力を動かす秘密のパワーを持った言葉かもしれません。
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